祈るな。切れ。それが生き残る唯一の道だ。

「含み益が出たので、そろそろ売った方がいいでしょうか?」 「怖いくらい上がっています。利確すべきですか?」

買い時の次に多いのが、この「売り時」の悩みだ。 はっきり言おう。 「上がったから売る」は、資産形成において最もやってはいけない愚行だ。

私は投資の王者、マーク・ミネルヴィニの言葉を指針としている。 「花(上がっている株)を摘んで、雑草(下がっている株)に水をやるな」

偉そうなことを言っているが、私にも消し去りたい**「黒歴史」がある。 初心者の頃、流行りの暗号通貨関連銘柄に手を出し、知識もないまま買い増しを続け、一時「800万円」もの含み損**を抱えたことがあるのだ。

あれは武勇伝ではない。ただの「無知」と「慢心」が招いた事故だ。 画面を見るたびに吐き気がし、仕事も手につかず、ただ「戻ってくれ」と神に祈るだけの日々。 運良く相場が好転して助かったが、もしあのまま暴落が続いていたら、私は破産していただろう。

「二度とあんな思いはしたくない」 その恐怖が、私を今のスタイル(ミネルヴィニ流)へと導いた。

今日は、私が地獄を見ないために実践している**「3つの売却ルール」**を公開する。 これ以外の理由(なんとなく怖い、など)では、私は決して売らない。

目次

【大前提】リバランス(資産調整)などするな

よくある教科書には、「株の比率が増えたら、売って現金化しましょう(リバランス)」と書いてある。 だが、7500万を目指す我々にとって、これは**「勝ち馬を殺す行為」**でしかない。

絶好調のエースストライカーを、「調子が良すぎるから」という理由でベンチに下げる監督がいるか? いない。調子がいいなら、骨が折れるまで走らせるべきだ。

私が売るのは、以下の3つの時だけだ。

ルール1:前提のシナリオが崩れた時(損切り)

これが初心者に最も伝えたい。 「損切り(ロスカット)」は、保険料だと思え。

私が800万の含み損を作ってしまった最大の原因は、最初の小さな損失が出た時に「ナンピン(買い増し)」をして傷口を広げたことだ。 ミネルヴィニは言う。「損失が小さいうちに切れ」と。

  • 決算が悪かった。
  • 期待していた新製品が失敗した。
  • 購入価格から一定のライン(例:-8%〜-10%)を割り込んだ。

特に3つ目が重要だ。 どれだけ自信があっても、市場が「No」と言えば私が間違っている。 私は公務員として、規律を重んじる。 「お祈り投資」は二度としない。自分の間違いを認め、カスり傷のうちに撤退する。

ルール2:より良い「モンスター」を見つけた時(資金移動)

資金は有限だ。 もし、手持ちの「A株(期待値5%)」よりも、圧倒的に早く、大きく動きそうな「B株(期待値20%)」を見つけ、かつ手元に現金がない場合。

私は、停滞しているA株を売却し、B株を買う。 これを**「機会損失(オポチュニティ・コスト)の排除」**と呼ぶ。

ミネルヴィニも言うように、我々は「コレクター」ではない。「トレーダー」だ。 常に資金を**「最も効率よく増える場所」**に置いておく義務がある。

ルール3:トレンドが「死んだ」時(テクニカル・エグジット)

これが私の出口戦略の核心だ。 「なんとなく満足したから売る」のではない。 「上昇トレンドが終わった」という証拠が出た時に売るのだ。

私は主に**「移動平均線」**を命綱にしている。 株価が50日移動平均線や、200日移動平均線といった重要なラインを明確に割り込み、トレンドが「上昇」から「横ばい」または「下降」に変わった時。

ここが私の出口だ。

逆に言えば、このラインを割らない限り、含み益がいくら減ろうが、私はホールドし続ける。 感情で売るのではない。チャートという「事実」に従って売るのだ。

あの800万の地獄も、もし当時このルールを知っていれば、ボヤ騒ぎ程度で済んでいたはずだ。

まとめ:チキン利食いをするな

多くの人は、少し上がるとすぐに利益確定したくなる(チキン利食い)。 そして、少し下がるといつまでも持ち続け、私のような「塩漬け地獄」を味わう。

逆だ。やるべきことは常に逆だ。 「損は素早く切り、利益はどこまでも伸ばせ」

  • トレンドが続いているなら、放置しろ。
  • 暴騰して怖いなら、一部だけ売って(Free Roll)、残りは持っておけ。
  • トレンドが割れた時だけ、別れを告げろ。

過去の私のような「お祈り投資家」になるな。 規律を持った「トレーダー」になれ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次